早いもので軽井沢に生活の拠点を移して2年以上が経過しました。
引っ越してきたタイミングが丁度コロナ禍真っ最中でもあり、家族全員が感染して大変だった2021年の11月に軽井沢での生活が始まりました。振り返ってみて我家のような家族がなぜ、神奈川県藤沢という海の側から海の無い軽井沢に移ってきたのか、その理由について今回はご紹介したいと思います。
大型犬のルルと生活するのに困ったこと
エアデールテリアのルルが我家の一員となったのが、2018年の春頃だったのですが最初はまだ抱っこできる程度のかわいい時期で、いつも近所を散歩していたのですが、半年もすると体重20Kgを超えて運動量も多くなり散歩は自宅から約2Km程度離れた海岸まで散歩に行くことが多くなりました。
仕事前に自身の運動もかねて散歩へ連れて行くと海まで片道約30分、往復60分を早朝出勤前にしてました。ただ、自宅勤務の時や土日は少しゆっくり自宅を出ることがしばしば。
問題に直面したのでは夏が始まる頃でした。
行きの散歩はまだ問題ないのですが、自宅までの帰りが8時を過ぎると太陽の日差しも強くなって、人間も汗びっしょりになります。特にアスファルトなので照り返しも強く、路面温度もかなり上がってきてしまい、かと言ってルルを重たくて抱きかかえることもできないので、日陰を見つけながら休み休み帰ってきたことが移住を考える最初のきっかけでした。
せっかくの楽しみにしている散歩が早朝か日が暮れたあとでは、仕事のスケジュール調整もあり、ルルにとっては苦痛でしかなくなるのではと心苦しく感じていたのを覚えています。
豊かな広々とした自然の中で生活をしたくなったこと
藤沢市は海が近く、車を走らせれば逗子や葉山など自然の多いところでしたが、当時住まいのあった辻堂付近は大きなショッピングモールや沢山の施設があり、非常に便利で多くの人が移り住んできていました。人口約40万人の藤沢市は神奈川県でも人口増加率が一位となっていて、あわせて湘南というブランド力もあり人気のエリアの一つでした。東京まで電車一本でアクセスできることも人気の理由の一つだったのかもしれません。
当時買い物で出かける先の駅周辺はもちろん、ショッピングモールはいつも多くの人と車で混在していて、ルルを連れて行くことを躊躇することが多くなっていました。どうしても大型犬を連れて歩いていると街中の歩道は狭く、車の往来もあり、時に犬を怖がる人もいたりするので混雑するところに行く際は、ルルを自宅で留守番をさせることが多くなりました。
一方で軽井沢町は町の大きさが程よく、人口約2万人程度の町です。よく東京の24区と言われていますが、繁忙期やお休み以外の平日は渋滞とは無縁です。学校や病院、スーパー、コンビニ、町役場、など日常に欠かせない施設は車で15分~20分の距離にあります。しかも温泉施設も有名な星野さんだけでなく、沢山の施設があるので温泉旅行に行かなくなりそうです笑 冬になれば軽井沢プリンススキー場をはじめ30分も車で行けばパウダースノーが楽しめるスキー場もあります。
また自宅のある周辺は林に囲まれたエリアなので、散歩も気軽にできるようになりました。なにより避暑地である軽井沢の夏の暑さは藤沢での暑さとは全く比較にならない程涼しく、ルルや弟分のラテにも快適な散歩になったのがなによりの変化でした。
藤沢の自宅から海までの道中は、住宅街の端っこを歩くことが当たり前でしたが、現在は四季折々の景色を楽しみながら林道をのんびり散歩することができるようになったことも、軽井沢に移住して本当によかったなぁと思うポイントです。
国際色豊かな土地柄が我家に合っていたこと
日台家族である我家は家庭のコミュニケーション事情が少々複雑です笑
夫↔妻:英語
妻↔子:台湾華語
夫↔子:日本語
これがスタンダードな生活となるので、ちょっと想像できないかもしれませんが、家族三人で会話をする際は夫である私が通訳者になることも。。。笑
子供も妻も日々言語習得に汗を流していますが、まだまだ時間はかかりそうです。
そんな家族なので、どうしても買い物や食事に出かけた際に英語や台湾華語を使う状況が発生するのですが、軽井沢は土地柄日本語ではない言語が多く聞かれます。また海外からの観光客も多いので表記が英語や中国を併記してあるところが多いですし、またお店のスタッフの方も日本語ではないコミュニケーションになれている感じを受けます。
観光で訪れる日本とその土地に住人として生活するのでは、また見える景色や印象が違うものです。やはり単一民族・言語国家である日本は日本語を母国語としない人達が、どうしても目立つ傾向にあるのが現状です。国際的な東京や海外からの観光客が集まるところでは様々な人種・言葉が飛び交うことが当たり前ですが、軽井沢のような自然の中に生活拠点を置くことができ、人混みや渋滞など都会の喧噪から離れた場所でありつつも、生活品質も高い軽井沢は我家のような家族にとっては特に心地よい町だと感じています。
もちろん、軽井沢に生活をしていて不便だなと感じることも多々あるのが正直なところですが、やはり大型犬と自然を満喫しながら仕事や生活品質を維持ができる軽井沢は本当に素晴らしい町だと思います。
今日も最後までお付き合いただきありがとうございました。
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